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CBME2020が虹橋国家会展中心で開催


2020年10月10日から12日まで、上海虹橋の国家会展中心にて開催されました。


この展示会はここ10年中国上海では急成長で発展しているベビー用品及びマタニティ関係の総合国際展示会です。毎年日本やアジア各国、欧米諸国からも多数企業が参加している注目度の高い展示会です。毎年秋のこの時期に開催される展示会で、今年も予定通り開催される運びとなりました。


また、10月頭は中国では毎年国慶節と言われる大型連休があり、その連休後、初めて開催される展示会となりました。この国慶節では中国全土で6.3億人の人の移動があったと報道されました。コロナにより国外への移動が厳しく制限される中、国内旅行は盛んに行われたようです。


そのような環境の中で開かれた今年のCBMEの展示会の様子をご紹介致します。


コロナ対応について

こちらはこれまでの他の展示会同様の対応です。健康コード、パスポートまたは身分証が必要になります。中国国内の参観希望者はネットにて事前登録ができますが、パスポート所持者、中国の身分証以外の人は、会場に入場する前に現地の受付で申請する必要があります。

会場の中では、マスクの使用が必須なのは他の展示会と一緒です。展示会の各館にあるインフォーメーションには消毒液やマスクが備蓄されています。展示会参観中にマスクが壊れてしまった場合、こちらからもらうことができるようです。


展示会のIDパスは入場時に写真が撮影されてパスと紐づけが行われます。これにより、ダフ屋や展示会と関係ない人の入場を防ぐのに一定の成果が上がっているようです。


会場の様子は?

この展示会は多くの館が利用されているので、分野により参観者の人数にバラツキはあるものの総じて、7月以降に開催されていたほかの展示会に比べると人数が多く、特に国際企業、海外パビリオン館ではどのブースも商談が盛況しており、主要通路でなくても、人が多くて通りづらい箇所も散見されました。また、ライブ放送室や、プレゼンイベント、オンラインとの連動として、こちらに来れない企業向けにO2Oブース等の設置が見られました。イベントによっては長蛇の列ができるなど、往年のリアル展示会の様子を思わせる一幕もありました。


海外パビリオンや外国の企業の出展動向は?

こちらに支社のある用品を扱う海外企業は日本企業を含め、例年よりややすくない程度とのこと。しかしそれ以外の商品を取り扱う諸外国の企業の出展は軒並み見合わせる企業が多いようだと、毎年出展している企業の担当者からお話を伺うことができました。


海外パビリオン館では、日本、台湾、イギリス、オーストラリア、韓国等のそれぞれ国と地域のパビリオンが参加、興味深いのはノースアメリカパビリオンも出展していました。欧米系のブースのデザインは工業系の企業のテイストとは異なり、ネイチャー系のセンスの良いデザインのブースが散見されました。


日本からも用品系はお馴染みのメーカーも数社出展、ほか日本パビリオンブース付近に数社出展しているようでした。パビリオン内の比較的小さな小間でも多くが商談で忙しいようでした。


展示会全体の出展の様子は?

総じて参観客の多い展示会で、国内外問わず、活発に商談が行われている展示会です。主催の集客力の高さも感じ、この展示会に出展する価値が高いとみている人が多いのも頷けます。国内の企業もブースのデザインにこだわりを持った企業が年々増加しているのを感じます。ベビー&マタニティという分野の裾野の広さと市場としての活況も強く感じる展示会と言えるでしょう。



この展示会の現地リポートは以下より視聴することができます。

文面でお伝えした動向をより直感的に感じることが出来ると思います。

ご興味のある方は是非ご覧下さい。











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